長野ADC2017審査会

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轟理歩です。

 

先週の9/2(土)長野市のホクト文化ホールで「長野ADC2017審査会」が行われました。

長野県内のアートディレクター・クリエイターが一年間で手がけた仕事や作品を出品し、

日本を代表するアートディレクター4名をお招きして行われる審査会。

今年は過去最高の311点の作品が集まりました。

 

reachからは、僕が昨年に引き続き「長野ADC賞」を受賞。

そしてスタッフの中村ハルも同じく「長野ADC賞」を受賞することができ、Wでの受賞となりました。

ハルちゃんが受賞したことや、僕も昨年に引き続き、受賞できたことは嬉しかったのですが、

 

自分でも全く予想外の作品での受賞となり(笑)昨年ほどの興奮は、ありませんでした。

 

その作品がこれ。

 

 

タイトルは「はじめチョロチョロ」。

毎年8/11に行われている「山の日ポスター展」に出品したもので

自分としても、まだまだ作品として定着してない感じがしていて、今回の出品もどうしようか迷っていた作品。

ですが蓋を開けてみれば(飯盒みたいですね)ADC賞受賞。

迷ったら出す!がいいみたいです。

 

ADCの審査会を3回開催してわかったことは、必ずしも「クオリティーが高いものが受賞するわけではない」と言うこと。

デザインは下手だけどなぜか惹かれてしまう作品や、完成度は低いけど新しい表現に挑戦している作品、

あとはその年の審査員の方の顔ぶれなどで受賞作品は大きく変わります。

特に審査員の方は、「上手い作品」を見慣れているので….

 

「じゃあ、いくらいいもの作って出品しても受賞できないじゃん。」

 

と言う声も聞こえて来そうですが、

確かに受賞することだけを目的にするとそうなってしまいます。

 

ですが、審査会の良さは、

自分の作品が他の作品と並んだ時に

「俺の作品レベル低いなぁ」「俺の作品結構いいじゃん」など

自分の立ち位置がはっきりとわかることだと思います。
(他にも、著名な審査員の生の意見が聞ける交流が持てたりなど、たくさんありますが…)

 

僕としても、今回出品された作品と自分の作品を比べて、

自分のクオリティが低いなと感じたのでもっと頑張らなきゃと思いました。

 

ADCの運営は、時間も労力も使います。

運営は、会員皆で頑張る!というのが基本ですが、

人それぞれ時間が割けない様々な理由があると思います。

 

もし現在ADCの入会を迷っている方や、大変だからやめようと思っている方がいたら、

運営やめんどくさいことはできるメンバーでやりますので(できたら参加して欲しいですが… 笑)

まずは一旦入会してみて、審査会に出品して審査会を見に来ることをオススメします。

入会金頂いて、出品していただけるだけで超助かります!(笑)

 

授賞式にてグランプリの大井川茂兵衛さんと